可視化法学、コミティア120,文学フリマ東京24に出展しました
GW最終の土日に出展
ゴールデンウィーク最後の土日、可視化法学は、コミティア120,文学フリマ東京24に出展しました。
両方共初めての出展になりました。
コミケや、技術書典の参加者とも傾向が違って面白かったです。コミティアは暑かったですが、文学フリマは壁の方で風が通って涼しくて良かったです。
聞かれた事
- 着想はどこから得たのですか?
- どうしてこれを始めたのですか?
- なんの役に立ちますか?
結構同じ質問があるので、FAQを整備しようかなって思いました。
技術書典ではあまり聞かれませんでしたが、文学フリマでは、どの様に着想を得たのかとか、どうして思いついたのかという意図に関する質問が多くて、場所が変われば人も変わるのだなっって思いました。
その他面白かったこと。
- 官僚の人がちらほら買いに来る。
- 法学を学んだ人が結構この種の授業を望んでいた。
- 法学ではこういう情報技術を使ったアプローチが新鮮だと言っていた。
- 電子書籍は無いのかと聞かれた。-> 電子書籍売ってます。
- 自分が売っていると買いに回れない(面白い本がたくさんあるのに)。
今後の予定
- web版の可視化法学をきちんと作る。
- c92に受かれば、新刊を作ろうと思います。
可視化法学、超会議内、超技術書典に出展しました
超技術書典に出しました。
先程行われた超会議2017の超技術書典に「可視化法学」を出しました。
隣はコスプレエリア、前後をゲームステージと丸投げステージに挟まれ、あまりにステージの音が大きくて、見に来たお客に説明が全く出来ないというだいぶ過酷な環境での出展となりました。
まあ、コスプレをボーとみたり、目の前のゲームステージでやっているアイマスのステージ見たり、人狼見たりしながら割りとゆっくり目の即売会になりました。
お客の入り自体は多くて、大変に賑わっていました。
色々質問されたり気づいたこと
展示していいて色々質問されたり気づいたりしたことを列挙して書いていきます。
見本誌展示は効果が高い
超見本誌コーナーでは技術書典2で集めた見本誌を自由に立ち読みできます! #技術書典 #超会議2017 pic.twitter.com/KbJOwsjkzW
— TechBooster@超技術書典 (@TechBooster) 2017年4月29日
技術書典では、見本誌を出してそれを見ることが出来た。サークルの前で立ち読みをするのは気がひけるのか見本誌を見て本誌を買いに来る人がちらほらいた。
名刺やパンフがあると、気持ちよく購入を見送れる。
立ち読みしてみて、購入を見送ることはままあるし、出展者も気にはしないのですが、それでも立ち読みした方からは、なんとなく罪悪感を感じがち。その時に名刺やパンフがアレば、興味があるとか帰ったらそのパンフを見るみたいな立ち去り方が出来るので、その心理的な負担を減らすことが出来て便利だなと思った。
その他質問されたこと
これを使って事業化するのか?
事業化までは考えてないかも。
海外版は無いの?
是非作りたい・・・
高い
すいません。 前回の技術書典2の時と客層が違い、比較的若い人が多かった。 前回はプログラマーだったり年齢層が高めだったりで、800円でもあまり関係なくお財布を開いていたが、今回は比較的そこら辺がシビアな感じを受けた。
紹介漫画を書いてみたらどうだろう
良い案です。
色にはどんな関係性があるのか
色は、刑事、民事、河川等の法律カテゴリーになっています。 配色のルールは本の中にも明記していないので今後明記していこうと思います。 後、割りと感覚で決めているのでもう少しちゃんと配色しようと思います。
縦軸の要素は何ですか?
縦横にあまり意味はありません(笑)。フィーリングで決めてます。
時代別や国別にほしい。比較したらもっと面白い
たしかにほしい。
法律の仕事をされてるんですか?
ソーシャルゲームの会社でデータ分析基盤を作ったりその上で分析したりしています。
どこの研究室ですか?
臨床心理学と、メディア美学の研修室にいました。 法律もデータビジュアライゼーションも専門にやったことはありません。
今後どうする?
web版の可視化法学を作って、個々の法律を見られるようにする。という話をしました。
振り返ってみて
相変わらず色々なものがごった煮でカオス感がある超会議で面白かったです。
次回出展予定
可視化法学、このゴールデンウィーク後2回出展します。
夏には、新刊を出す予定です。
技術書典で買った本
なヲタさんの「芸術的利用による深層学習仮入門」は、こちらの動画の解説にもなっており、面白かった。
技術書典2に「可視化法学」出店しました
技術書典2に出店しました。
先日行われた技術書典2に可視化法学を出店しました。
当日はあいにくの雨でしたが、結構な人が来てくれました。
当日の様子のtoggterはこちら。
そんなに売れないのではないかと思っていましたが、結構売れて驚いています。
当日の声
色々な方がいらしていただいて、お話出来て嬉しかったです。 当日話したことを列挙しますと、
- (官僚の人が来て)通達が、10年とか5年の年度があって、それの更新年度を忘れてバグることがある。
- 特許の他の特許を参照するのでそれを可視化したら良いんじゃないか?
- ドワンゴの川上会長の、著作権法をプログラムでかくとバグりやすいという話は本当に何度も出た。法律の循環的複雑度計算の話はよくでた。
- 結構憲法に興味がある人が多かった。
- 論理憲法の大野さんや情報と法律について研究しているnilさんに出会えた。一度勉強会をしましょうと言う話をした。
- 情報法学会と言うものがあるらしいのだが、ぐぐっても見つからない。
- 官僚の人は、2名ほどきたが、名刺はいただけなかった(法律家集団からしたらこの種のアプローチは、まあ、バーバリアンみたいなものだからな)。
意外と新鮮だったようで色々な人が見てくれました。 継続して作ろうという気になりました。 助っ人が手伝ってくれましたが、人が二人いるとだいぶ楽でした。
ツイッター上での当日の声
ツイッター上での当日の声を拾いました。ツイート使われて不快な方はご連絡下さい。削除します。
再販の予定
もう少し部数があるので再販をしようと思います。目論見としては色々な即売会に出してみて、どこらへんの人が興味があるのかを見ようという魂胆です。
- 4/30(2日め) 超会議内、超技術書典(@幕張メッセ)
http://bunfree.net/?tokyo_bun24
https://c.bunfree.net/c/tokyo24/2F/%E3%82%AD/5
と考えております。 よろしければ遊びに来てください。
4/9 可視化法学、技術書典2に出展します
技術書典2に出展します。
去年の冬コミで売り切れになってしまった可視化法学を再販します。
再販にあたり少し修正しました。
- 表紙を変更しました。
- 24ページから、28ページに増やしました。
出展内容
- 出展: 技術書典2
- 入場料: 無料
- 日時:2017/04/09(日) 11時〜17時
- 場所:アキバ・スクエア
- 配置:か-16「へその緒」
- 頒布物:「可視化法学」(頒布価格800円) A5 フルカラー P32
その他情報は、こちらの、技術書典2のサイトを御覧ください。
頒布物内容
法律の参照構造を、コンピュータを使って分析し可視化しました。例えば救急救命士法には、刑法への参照があるので、それをリンクだと見なして構造を解析しました。 法律間の意外な関連性が見えてくると思います。
サンプル画像
法とアーキテクチャーについての書籍を2つ紹介
最近、法とテクノロジー関連の書籍出版が相次いでいるようだ。
最近出版された2つの書籍を紹介する。
法のデザイン
- 作者: 水野祐
- 出版社/メーカー: フィルムアート社
- 発売日: 2017/02/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (1件) を見る
水野祐 は著作権に詳しい弁護士だ。多くの法曹が、著作権を「守る」というスタンスで、話をする中、彼は著作権を如何に有用に利用するかという観点の話をする。ここ20年を振り返ってみて、最も社会にインパクトを与えた出来事は、インターネットや情報技術の発達だろう。彼は、その発達が法自体にも影響を与えると考えており、テクノロジーやインターネットが、様々な法(著作権法や契約その他の法的事象)にどのような影響を与えるか、事例ベースの紹介をしている。
著作権に関していえば、20年ほど前には著作権をガチガチに守るという見立てだったのに、CC(クリエイティブコモンズ)の整備や、何よりも、Youtube,ニコニコ動画、ボーカロイドと言った二次創作を誘発するコミュニティの隆盛によって、著作権が、著作を守るというスタンスから、2次創作を誘発したりして、再利用、再解釈を誘発するというスタンスへ変容している。
水野はそのような情報技術による法の変容、あるいは方の変容の萌芽を事例ベースで大量に紹介している。
情報技術と法律の相互参照に関して興味がある人にはとても面白いだろう。
アーキテクチャーと法
こちらはより法学に近いかな。
- 作者: 松尾陽
- 出版社/メーカー: 弘文堂
- 発売日: 2017/02/28
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
ローレンツレッシグの「CODE」やアーキテクチャーの議論を元に、人をコントロールする技術として、法律とアーキテクチャーがどのように発展するかを論じている。まだ、途中までしか読んでないが、取り上げているテーマは、自動運転やビットコインやら情報技術によって開かれる世界の地平と法律がどのように関わるかの話を書いている。
大変面白い。
私は逆に、例えば、Googleが法律を書いたらどうなるかなっていうことをちょっと思った。
スタンフォード大学で、CodeX FutureLaw Conference 2017というイベントがあるそうです。
スタンフォード大学法学部で、CodeX FutureLaw Conference 2017というイベントがあるそうです。
http://conferences.law.stanford.edu/futurelaw2017/conferences.law.stanford.edu
開催趣旨に、
CodeX’s fifth annual conference focusing on how technology is changing the landscape of the legal profession, the law itself, and how these changes impact us all. (訳) Code'Xは、5週年目の会議です。テクノロジーが、法の専門家、法自体の地平を変え、それ自体がどのように我々に大きな衝撃を与えるかに焦点を当ててます。
があるように、情報テクノロジーと法の相互参照をテーマにした学会です。
FutureLaw2017では次のような話題を話すようです。
- 法予測分析システムと危険と約束
- ルールシステム
- 法チャットボットの夜明け
- ABA(アメリカ法曹協会)による法サービスの未来
- 法律事務所が法的基準を守るべき理由
- ロボット法律家時代の、法教育再構成
- 法利用者ラウンドテーブル
色々面白そうなテーマですね。